最近だと論文管理ソフトのデファクトスタンダートとなりつつある「Zotero」だが、無料版のストレージ容量(300MB)を回避するのに頭を悩ませる。僕自身は今まで自前のサーバーにDockerでwebdavを立てて、容量を拡張していた。しかし、さくらVPSのSSDの容量は最安値だと50GBしかなく直ぐにサーバーの容量を圧迫してしまった。そこで、回避方法がないか確認していたところ、pCloudで簡単にwebdav設定をしてストレージとして用いれることが分かった。
そこで、この記事では簡単に、pCloudをZoteroのストレージとしてwebdavを通して同期する方法を紹介する。
なぜpCloud × WebDAVなのか
Zoteroの容量問題を解決する方法はいくつかあるが、pCloudを選ぶメリットは以下の3点が挙げられる。
- 無料で最大10GB(WebDAV利用可):Zotero公式の300MBに比べると圧倒的な余裕あり。
- 買い切りプランがある:ここがデカい。個人のポケットや研究費で買ってしまえば未来永劫使うことが出来る。
- 同期の安定性:WebDAVに対応しているため、Zoteroの標準機能だけでシームレスに連携可能です。
設定方法:Zotero側でWebDAVの設定を行う、以上
設定方法は極めて簡単で、Zotero側でWebDavの設定を行うだけ。ZoteroのファイルはpCloudの方に勝手に作成してくれる。
Zoteroでの設定は以下の通り
- Zoteroから Edit -> Settings -> Sync から以下の画面に行き、下記のように設定を行う。

- 「データの同期」にはZoteroアカウントでログイン。
- 「ファイルの同期」の項目で、プルダウンから「WebDAV」を選択。
- 以下の情報を入力。データ保存地域がEUかそれ以外でurlが変わる点に注意。
| 項目 | 入力内容 |
| URL | https://webdav.pcloud.com (EU以外の場合)https://ewebdav.pcloud.com (EUの場合) |
| ユーザー名 | pCloudに登録しているメールアドレス |
| パスワード | pCloudのログインパスワード |
- 入力後、**「サーバーを確認 (Verify Server)」**をクリック。
「ファイルの同期の設定に成功しました」というダイアログが出れば設定完了!
改めて、ファイルの同期を行うためには、上記画面の下側にあるResetから「Reset File Sync History」を選択し、同期履歴を削除してから再度同期を行うとpCloud側に全てのデータをバックアップ出来る。
注意点とTips
2段階認証を設定している場合
pCloudで2段階認証を有効にしている場合、通常のパスワードではなく、pCloudの設定画面から「App Password(アプリ専用パスワード)」を生成して入力する必要がある場合があります。
複数端末での利用
iPadやiPhone版のZoteroアプリでも同様にWebDAVの設定を行うことで、PCと同じPDFファイルを外出先でも閲覧できるようになる。
参考文献
・use of pCloud as WebDav storage, how to set it up
・Webdav access?, Reddit
———-雑感(`・ω・´)———-
早めにこの方法に気づけば良かった。pCloudの有効活用方法を更に見つけられたので嬉しかった。

コメント