[海外大学院留学] 学費の払い方について,レート闘争

2022/2023でロンドンの海外大学院に行くことになって,学費を払うことになった.海外大学院の費用はバカ高くて僕の場合は,1年で26680£,レートが¥160/£だと,427万円だ.このくらいの金額を送付しようとすると何が起こるかというと,exchange rateをどれだけ低くすませるかによって,十万円単位で学が変わってきます.

結論から申し上げると,僕の場合はSony Bankで済ますことで,Flywireと比較しても十万円程度安く済ますことが出来た.

Flywireでいくと,¥167.55/£のレートで,£26180は,¥4,386,600-になる.しかし,Sony Bankを使えば,¥162.69/£のレートでお金を変えられて,£26180は¥4,259,225-になり,¥127,375- 安くなった.実際には,手数料が¥6,000-掛かったので実際には12万円得することになる.

本記事では,僕の学費振込までの流れについて,どういう流れと時間の流れについてメモしておく.

注意: Flywireでの支払いに比べて時間が掛かる.Sony bankの振込では,口座解説 -> 事前登録 -> 送金までで1ヶ月掛かった.学費のinvoiceは1ヶ月前程度に来ると思うので,かなりギリギリになる.どこかで躓くと間に合わなくなる可能性は十分ある.出来ればinvoiceが来る前に大学の振込情報(SWIFT codeなど)を手に入れて事前登録まで済ませておくと余裕を持って払込出来るかと思う.

前提

僕は,9月26日から授業があるので,9月11日に英国に出国する予定.そして学費振込期限が9月1日だった.そのため,何が起こるかというと,英国で銀行口座を開設してお金を送り込んで,英国の銀行口座から大学にお金を送る手段を取れなかった.

以下の記事だと学費を英国の口座から払っている.
【大学院留学】おすすめの学費の支払い方4選

英国に口座を持つと何が良いかというと,Wiseを用いることが出来る.Wiseは海外送金に関して追随を許さないレート,手数料で取引をしているため, Wiseで分割して英国の銀行に振り込んでから,学費を送り込むという手段を取れる.

そこで,僕の場合は日本から直接送り込む手段を見つける必要があったため,Sony Bankを選んだ.

Sony Bankが良い理由

Sony Bankを選んだ理由としては,主に以下の2点が上げられる.
・圧倒的なスプリットの安さ
・Sony Bank Walletを用いれば,外貨預金をそのまま海外で使える.現金引き出しでも手数料1.7%でスプリット2.7円くらいになるので悪くはない.

“圧倒的なスプリットの安さ”に関しては,外貨送金する際には銀行でお金を円からポンドに変える必要がある.ただ,日本で外貨を銀行に貯蓄出来て,海外送金出来る銀行はそんなにない.Sony Bankは外貨預金することが出来,かつ,自分の好きなタイミングでのトレードが出来る(レートが良いときを狙って交換可能).また,一般的に銀行のexchange rateはかなり悪い.
ソニー銀行 外貨預金・外貨送金手数料の場合は,ポンド/円のスプリットは0.45円.一方,三井住友銀行の場合は店頭・電話での為替レートで確認出来るが,リアルレートと比べて,ポンド/円で4~5円程度のスプリットがある.

まとめると,Sony Bankは外貨預金を自分の好きなタイミングのレートで交換出来,それを海外に送れるし,海外で使用も出来る点が良かった.

Wiseは口座としての機能はないため,その時々のリアルレートでトレードをするため,良いレートの時で外貨を交換しておくということは出来ない.また,海外での口座が必要になる.ただし,海外で口座を持っていれば,Wiseの方が現金引き出しの際のレートは良くなるはず.

今の所,僕のベストプラクティスは,
・海外でのカードでの買い物 : Sony Bank Wallet (外貨預金をそのまま手数料なしで使える)
・海外での現金入手: Wise
となる.

Sony Bankでの外貨送金の実際

注意する点としてはSony Bankに限らず,銀行を介した外貨送金はかなり時間が掛かる.これは,マネーロンダリング対策で様々な確認が入るからだ.

Sony Bankの口座開設で1~2週間.海外への外貨送金の”事前登録” で1週間.実際の送金で1週間掛かる.昔よりは余程早くなったんだろうと思う.

私の行く海外大学院ではFlywireを準備していたが,大学側としてトラブルを避けるためにFlywireを強く推奨するのも頷ける.Sony Bankでの事前登録の際に要求された書類は
・送金目的の確認資料.
・受取人との関係性の確認資料.
・送金原資が確認出来る資料.
・依頼人の収入が確認出来る資料.
であった.また,送金用に,大学院のIBAN NumberやSWIFT codeを求められるので,事前に大学側からどの口座に送れば良いか詳細を聞いておいた方がよい.

更に,僕の場合は,収入を入れる口座と,奨学金を受け取る口座を別にしていたので,奨学金を受け取った口座についての情報を”送金依頼”の際に求められた.ただ,マネーロンダリングの対策なので,奨学金で賄う人に関しては,そのお金が振り込まれたタイミングと,それがSony Bankに振り込まれたことが確認出来る資料を提出出来れば十分と恐らく判断されるんだろうと思った.

参考文献は以下.
ソニー銀行からの外貨送金 : 4つのタブ,全てを確認すべき.
ソニー銀行から海外送金するには:手数料・為替レートを解説! : 送金に関わる手数料についての説明.
Sony Bank WALLET 海外利用時の手数料: Sony Bank WALLETの手数料に関して.

まとめとしては,余裕があれば,大学で用意されたFlywireすら使わずにSony Bankでの送金をすると,学費を数万円~数十万円抑えることが可能,ということだった.
また,海外での支払いにもSony Bank walletとwiseが便利.

———-雑感(`・ω・´)———-
最近,ネット通帳への切り替えを色んな銀行がオススメしてくる.銀行によってネット通帳に移行する前に記帳しないと,その間の入出金情報が手に入らなくなる可能性があるため,気をつけること.
少なくとも,みずほ銀行はネット通帳の切り替えの前に必ず紙の手帳に記帳すること.

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