ネットワーク接続無しのCent OS7 PCにNICドライバーをセットする話

新しく届いたデスクトップのphantom gaming PCにcent OS7をインストールしネットワーク接続しようと思ったら,NIC(Realteck RTL8125 2,5GbE)のドライバー無かった.すると,ネットワーク接続が出来ず何も出来ないので,なんとかしてRealteck RTL8125 2.5GbEのドライバーをセットしようともがいた結果を此処に記す.

話としては,3つ.cent OS7のインストール,virtualboxでホストOSとやり取りする話,Realteck 8125 NICをcent OS7用に作成する話,である.それぞれの段階で躓いたので,参考のために載せておく.興味の有る部分だけつまみ食いしてくれれば幸いだ.

Cent OS7のインストール

これまでに,linux PCのOSのインストールを何度かやってきたので,ここで躓くことはないだろうと思っていたにも関わらず,Cent OS7のインストールで大ハマリしてしまった.

ここのサイトで述べられているエラーに遭遇.
dracut-initqueue timeout って?
CentOS8のPXEインストールでdracut-initqueue timeoutが発生

結論から言うと以下の点を改善する必要があった.

・インストールメディアは,UNetbootinではなく,rufusでメディアを作成する必要,
・rufusでは,パーティション構成の際に,GPT UEFIを選択する必要,
・BIOSから,CSM設定,Secure Bootのどちらも無効にする必要,
・USBを2.0対応の差込口に差し込む必要 (USB3.0対応なのに…)

インストールメディアの作成は,macやLinuxだとコマンドラインから作成することが可能であるが,rufusから作成すると安定して作成することが可能になるようだ.それには,インストールメディア作成時に色々な設定が出来るからであろう.今回,OSをインストールするZ490 Phamtom Gaming 4./2.5G P1.10 は,ハードディスクの容量が2TBや4TBだったので,ココらへんをカバーするために,パーティション構成をGPT UEFIの設定にする必要があったようだ(確信はないです...).
このサイトの設定の感じ.
使っていないPCへCentOSをインストールしてサーバーとして使う – 情報整理用のブログ

次に,インスールするPC側でCSM設定,Secure bootのどちらも無効にする必要がある.
これについては以下のサイトが有用.
UEFI環境でCSMとセキュアブートの設定はやはり気を付けた方がよかった│パソコン実践BLOG -道すがら講堂-
UEFIやセキュアブートの勘違いしやすい設定30個 まとめ – ぼくんちのTV 別館

Windowsだと,CSM設定が特になるけど,linux系列だと邪魔しちゃう.

最後は本当に謎です.僕もなぜだか分かりません.耳に挟んだ話だと,USB2.0は接続が頑健?らしい,のでその影響かもしれません.UBS3.0対応であることはちゃんと確認した...

NIC driver作成の必要性

Cent OS7をインストールした段階で,sudo yum update で設定を更新しようとしたら,なぜか接続出来ない.おかしいと思い,以下のコマンドを色々打った.

ip address
sudo fdisk -l
sudo dmesg
sudo lspci

その結果,
・イーサネットが確立されていない.(ip address)
・NICがPCに接続されていることは確認出来る.(lspci)
・OSがNICを認識出来ていない?

ということで,
スタンドアローン状態のUbuntuにネットワークドライバをインストールする方法
に書かれている方法で,

uname -r # kernelの確認
ls /lib/modules/3.10.0-1160.e17.x86_64/kernel/drivers/net/ethernet/realtek # driverの確認

で結果を見てみると確かに,r8125.ko (or r8125.ko.xz)のNIC driverが存在しなかった.(3.10.0-1160.e17.x86_64の場所にuname -rの結果を入れてください.)
そこで,取得をしたいんだけれども,realteck の公式のドライバーはインストールするのにmake, gccや他の色々なツールが必要.
Realtek PCIe FE / GBE / 2.5G / Gaming Ethernet Family Controller Software – REALTEK

ということで,virtualboxでインストールするOSを再現し,そこでドライバーを用意してから,PhamtomのPCに戻すことを目的とする.

VirtualboxでホストOSとやり取りする設定

Virtualboxでcent OS7をイントールして開くと,こちらでもネットワークが動かなかった.このサイト参照.
VirtualBox上のゲストOS(CentOS)から外部ネットワークにつなぐ設定メモ(Windows10編)

ホストOSからゲストのCent OS7のファイルを抜き出すために,ファイルsharingの設定が必要.
dropboxのExtension packageのインストールと,以下の設定が必要.ホストとゲストにsharing用のvirtualboxの設定が必要なことに注意.
[Windows10] Virtualboxの仮想マシン(CentOS7.6)にGuest AdditionsをインストールしてWindowsフォルダを共有
Mount shared folder on CentOS in VirtualBox

Realteck 8125 NIC driverの作成

他のサイトで色々作成手順が書いてあったがなぜかエラーが出てしまった.そこで,最新のハードウェアのドライバーを有志の方が用意してくださっているようなのでそれを用いる手段を使うと綺麗にダウンロード出来た.以下のサイト参照.

CentOSで最新ハードウェアのドライバをELRepoからインストールする

これで出来たdriverを本来driverが有る場所に動かせばok.

ELRepoから入れた場合,どこにドライバーが出現するか忘れてしまったのだが,
sudo find / -iname *r8125*
と打てば,お目当てのものが見つかるはずだ.

これで,NICを認識していない,ネットワーク接続出来なかったPCでもネットワークに接続可能になった.
一安心.

他にRealtekのドライバー作成の際に参考になったサイト.結局出来なかったけど...
Realtek 8125 NIC をCentOS8でRealtek ネットワークドライバをUbuntuにインストール 備忘録動かす – Qiita
Realtek ネットワークドライバをUbuntuにインストール 備忘録

———-雑感(`・ω・´)———-
元々,Cent OSのサポート終了するからUbuntu Sever入れようとしていたのに,NICを認識してくれなかったから,Cent OS7にしたよ.Ubuntu Severの時点でdriverが入っていないことに気づけばそちらで作業したのに...

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