Y染色体アダムからY染色体ノアへ

Y染色体ノアとは人類のY染色体は全てノア由来であることを指す.

ミトコンドリアイヴという言葉をご存知だろうか. ミトコンドリアは細胞の核の中に含まれる遺伝子とは別に独自の遺伝子を持つ. そしてその遺伝子は母系遺伝することが知られている. また, 旧約聖書によれば我々人類はアダムとイヴ(エバ)の子孫であることがわかる.

アダムは女をエバ(命)と名付けた.
彼女が全て命あるものの母となったからである.

創世記第3章20節

これら二つの事実を付き合わせると, 我々人類が持つミトコンドリアの遺伝子はイヴから遺伝されてきたと言える. この事実を表す言葉がミトコンドリアイヴである.

同様な言葉にY染色体アダム(wikipedia) がある. Y染色体アダムという言葉は全ての男性はアダム由来のY染色体を持つことを指す. 旧約聖書を読めば一歩進めてY染色体ノアという概念を提唱できることを示していく.
旧約聖書には次のように書かれている.

主はノアに言われた.
「さあ, あなたとあなたの家族は皆, 箱舟に入りなさい. この世代の中であなただけは私に従う人だと, 私は認めている. あなたは清い動物を全て七つがいずつ取り, また, 清くない動物を全て一つがいずつ取りなさい. 空の鳥も七つがい取りなさい. 全地の面に子孫が生き続けるように. 七日の後, わたしは四十日四十夜地上に雨を降らせ, 私が造ったすべての生き物を地の面から拭い去ることにした.」
ノアは, すべて主が命じられた通りにした.
ノアが六百歳のとき, 洪水が地上に起こり, 水が地の上にみなぎった. ノアは妻子や嫁たちと共に洪水を免れようと箱舟に入った.

創世記第7章1-7節

地上で動いていた肉なるものすべて, 鳥も家畜も獣も地に群がり這うものも人も, ことごとく息絶えた. 乾いた地のすべてのもののうち, その鼻に命の息と例のあるものはことごとく死んだ. 地の面にいた生き物はすべて, 人を始め, 家畜, 這うもの, 空の鳥に至るまでぬぐい去られた. 彼らは大地からぬぐい去られ, ノアと, 彼と共に箱舟にいたものだけが残った.

創世記第7章21-22節

この記述によれば, ノアの洪水の後, 人類で生き残ったのはノアと妻子や嫁たちのみである. つまり, この時点で残ったY染色体はノアとノア由来のY染色体のみである. 従って, 我々人類が持っているY染色体はもちろんアダム由来であるし, 更に踏み込んでノア由来のものである, とまで主張することが出来るのだ. よって, この事実をY染色体ノアと呼ぶことにする.

残念ながら, X染色体や常染色体に関してはノア由来と言えない. それは, 子孫が持つX染色体や常染色体はノアの妻子や嫁たちのものかもしれないからだ.

———-雑感(`・ω・´)———-

Y染色体ノアという用語の発案はあきとし, はまみたいな人, いとこ, 作務衣の人で行ったよ!ありがとう!

引用文を打っているときに”あなたは清い動物を全て七つがいずつ取り, また, 清くない動物を全て一つがいずつ取りなさい. ” という一節があったので, ノアは自分とその妻という一つがいしか取ってないから人は清くない動物なんだ!と考えた. でも, 創世記7章8-9節に “清い動物も清くない動物も, 鳥もちを這うものもすべて, 二つずつ箱舟のノアの元に来た. それは神がノアに命じられた通りに, 雄と雌であった.” とあったから, 結局, 清いものも清くないものも一つがいずつしか来なかったから, 人が清いか清くないかは判断できないよ!聖書には矛盾があると言われるけどその一例がここなんだね!

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